自分の強みを把握してそれを普段の仕事に活かそう,といった趣旨の記事をネットで見かけて,そういえば自分の強みって何なんだろうな,とふと思い,どうやったらそれが分かるのか,というのを調べてみました。

参考にした書籍

その記事に載っていたのが,「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす」という書籍だったのですが,レビューを見ると,後から出た「ストレングス・リーダーシップ―さあ、リーダーの才能に目覚めよう」のほうがより具体的に強みをどう活かすか,という点について言及がある,ということで,前者の内容も網羅している後者の書籍にしました。

ちなみに,いずれの書籍にも裏表紙の内側に,ストレングスファインダーのウェブテストを受ける際に必要になる14桁の英数字のアクセスコードが圧着ハガキみたいな感じでシート状で綴じ込まれているので,書籍を購入してウェブテストを受けようとお考えの方は,必ず新品を購入するようにしてください。中古の書籍は,その目的からして,このアクセスコードが利用済であると見て間違いないと思います。


なお,アクセスコードがなくても,ウェブ上で10ドルほど支払って同じテストを受けられるそうなので,それと分かって中古の書籍を購入される分には問題ないです。先ずはテストを受けてから,その解説が必要だな,と思った時に,中古の書籍を買うというのでもいいと思います。

ちょっと調べてみたのですが,サービスを提供しているギャラップ社の日本語版公式サイトで,以下にご紹介する方法で獲得したのと同じIDとパスワードでログインできました。シートに記載されているサイトより情報が分かりやすく整理されていて,使いやすそうです。スクリーンショットを貼り付けておきます。

CLIFTON STRENGTHSFINDERの結果

テスト代は5つの強みを知る場合は15ドルと記載されていました。より詳しく,34の強みを全部知りたい場合は,74ドル出せば残りの29の強みをすることができるようです。最初から全部知りたい場合は,合算した89ドルになるようです。

ウェブテストの利用方法

先ほどのアクセスコードが記載されたシートに簡単な説明があるのですが,こちらの「CLIFTON STRENGTHSFINDER」というサイトにアクセスして(すでに日本語表記を選択したリンクですので,すぐに利用できます。),アクセスコードを入力してユーザー登録をすれば,後はログインしてウェブテストを受ければ,レポートが保存されます。スクリーンショットを貼り付けておきますね。

ストレングスファインダーマイページ

テストを受ける際の注意点ですが,

  • 1問当たり20秒の回答時間制限があり,途中で止めることができないので,全体が終わる30分前後の時間は邪魔が入らないようにする。
  • あまり考えすぎず,直感的にこうかな?と思うほうを選択する。
  • 迷ったら,どちらもありということで真ん中,どちらでもないを選ぶ。

といった点に留意されるといいと思います。

自分の5つの強みとは

早速ウェブテストを受けてみました。

受けてみての印象ですが,先ず,画面の字がやや小さいので,私のように老眼が入ってきて細かい字が見づらい人は要注意です。

内容面については,感覚として,これとこれが対極に位置するのかな?というものが結構ありました。例えば,人見知りすると誰とでもすぐ打ち解けるなら,どっちだろうな,と考えやすいのですが,一見すると同じことを言ってるように感じる問題や,全然違う場面の話をしているように感じる問題があって,ちょっととまどいました。

ただ,長年のデータを集積したうえで分析する内容のようなので,何らかの意味があるんだろうと思います。全然違う場面の話だな,と感じて,どっちもあてはまるな,というときは,素直に「どちらでもない」を選択しておきました。どっちもあてはまらない,という場合も同じように考えて委員じゃないかな,と個人的には思います。

結局のところ,どちらにより優位性が認められるか,ということで,どちらでもない,ということは,その問題で出た要素はどちらにも突出していない,つまり,強みに繋がらない,ということなんでしょうしね。

ちなみに,私の5つの強みはこんな内容になりました。

  1. ポジティブ
  2. 共感性
  3. 成長促進
  4. 学習欲
  5. 信念

以下,具体的に見ていきたいと思います。

ポジティブ(人間関係構築力)

特徴

「ポジティブ」の資質が顕著な人は、情熱的であり、しかも自然にその熱意を人に分け与えることができます。生き生きとしており、他の人たちに活気を吹き込み、やる気を起こさせることができます。

能力と優位性

「ポジティブ」な人にはパワーがあります。「ポジティブ」が上位の才能の人は、周囲を巻き込むエネルギーと熱意にあふれています。簡単に言うと、彼らが周りにいるだけですべての人が人生に自信を持てるようになります。

「ポジティブ」が上位資質である人

望みがあると周りの人が思えるように周囲の人を鼓舞してあげましょう。
(出典:CLIFTON STRENGTHSFINDER)

たしかに,対人関係においては,よく思い切ってやってみて,と言ってますね。

事務所でも,事務局に対して,対外的な責任は弁護士である自分が取るから,任された仕事は持てる能力を活かして躊躇せず思い切ってやってくれ,と常々言っています。

自分自身,端から否定されるのが大嫌いで,そんなんやってみないと分からんし,やってみてうまくいくか失敗するかはそのときどきやし,失敗したら次からうまくやればいいだけやん,と思う方です。

やっぱり,何かをやるからには,前向きな気持ちで楽しくやるほうがいい結果に繋がりやすいと思うんですよね。

後は,上に立つ者は,周りが仕事をしやすい環境を作るのも仕事なんじゃないかな,と思います。

共感性(人間関係構築力)

特徴

「共感性」の資質の持ち主は、自分を相手の状況に置き換えて考えることにより、相手の感情を察することができます。

能力と優位性

「共感性」の才能が強い人は、深い感情で人との関係を構築し形成することができます。周囲の人は理解されていると感じ、彼らと一緒にいたいと思うようになります。相手の感情を理解するといる生来の能力が、安心感と安定感を与えます。

「共感性」が上位資質である人

他の人の考えや気持ちを理解できるという才能に感謝し、磨きをかけてください。
(出典:CLIFTON STRENGTHSFINDER)

これは小さい頃からそうですね。その時の状況から,パッと相手の立場に立って,きっとこんな気持ちなんだろうな,というのがよく分かる子どもでした。

たとえば,みんなで遊んでいるときに1人ポツンと立っている子がいたら,積極的に声を掛けたり,その子がみんなの輪に入りやすいように自然と持っていったり。

それが時に,お節介になったりすることもあったし,後で信念の部分でも触れますが,昔はこうでないと,という自分の価値観を振り回すようなところがあったので,なんでみんな分からんねん,とときどき自分で勝手にしんどい思いをしたりすることもありました。

今は,人それぞれ違うし,変えられるのは自分だけ,という思いでいるので,さりげなく相手の立場に立って配慮はしますが,必要以上に足を踏み込まないようにはできていると思います。

成長促進(人間関係構築力)

特徴

「成長促進」の才能の持ち主は、他の人の持つ可能性を認識し、それを伸ばします。彼らの小さな進歩の兆候を見逃さず、成長の証に満足感を得ます。

能力と優位性

「成長促進」の才能の持ち主は、他人の潜在能力や段階的な進歩を見抜き、その成長促進に積極的に投資します。彼らの助けや励ましは、周囲の人を学ばせ、成長させ、向上させます。その結果、彼らのグループは豊富な人材を育て、個人とチームをさらなる成功へと導くことができます。

「成長促進」が上位資質である人

他の人の持つ可能性を認識し、それを伸ばすようにします。
(出典:CLIFTON STRENGTHSFINDER)

これは先ほどの「ポジティブ」に通じるものがあると思うのですが,こういうことができるんじゃないかな,と思ったら,とりあえずやってみ,と振ったりすることがたしかにありますね。

いや〜,そんなん無理です,と言われても,まぁええから,とりあえずやってみ,と。

実際にやってみると,意外とできたりするので,言われたほうも自信になるし,喜んでくれるんですよね。

若い頃は何でも自分でやろうという性格だったし,たとえ相手ができると分かっていても,説明してあれこれやってもらうより,最初から自分がやったほうが断然早いわ,と人に任せることが苦手だったのですが,今は人を育てる,という意味でも,やってもらえそうなことは積極的にやってもらうようにしています。

遅いなぁ,と思いつつ,グッと堪えることができるようになったのは,自分も来年は年男という中年真っ盛りに差しかかったからかな,という気はします。

学習欲(戦略的思考力)

特徴

「学習欲」の資質が顕著な人は、学習意欲が旺盛で、常に向上を望んでいます。結果よりも学習すること自体に意義を見出します。

能力と優位性

「学習欲」の才能の強い人は、学ぶことが好きなだけではなく、本能的に自分の最適な学習方法を知っています。目標が決まれば、彼らはすぐに学習でき、グループやチーム、組織に最先端の情報をもたらしてくれます。

「学習欲」が上位資質である人

学習を通じて成長を続けましょう。
(出典:CLIFTON STRENGTHSFINDER)

たしかに昔から,知らないことを知る喜び,というのに価値を見出していたところがあります。単純に,知らないことを知ることが楽しいんですね。

なので,何か知らないことがあって,なんでそうなるの?と気になったらもうダメですね。とことん調べないと気が済まないタチです。

その延長だと思いますが,何かの会話で話題になったことで,思い出せないこと,たとえば,あのテレビに出てたあの俳優はだれ?みたいな話になって,思い出せないと,その思い出せない状況が気持ち悪くて,とことん調べて判明させようとしますね。話をしていた相手も忘れたころに,そういえばあれな,あの人やったわ,と話をして,まだ考えとったんかい,と突っ込まれることが少なからずあります。

基本的には大雑把な性格なんですけど,自分が気になったものに対してはかなり細かいんですね。考えごとでも勉強でも作業でも,気になったらもう本当にチマチマチマチマと延々とやっているところがあります。融通が利くようで利かないところもあるな,と自覚しています。それも年を取ってだいぶマシになりましたけどね。

今後も学習を続けるように,とアドバイスがありますが,そこはもう言われなくても死ぬまでなんか勉強しよう,知ろう,と知的好奇心が衰えないと思います。

まだやっていませんが,残りの強み,というか弱みの部分,これは自分でも自覚しているのですが,実行力は極めて弱いんじゃないか,と見ています。

考えてばかりで,なんか勝手に想像で先の展開を作ってしまって,結局二の足を踏む,ということが多いんですよね。巷ではよく,考えているだけでは何もしないのと同じ,と先ずは行動せよといいますが,そこは自分でも分かっていて,勉強ばっかりじゃなくて前向きに進むこともやっていかないといけないなぁ,と感じているところです。

信念(実行力)

特徴

「信念」の才能の持ち主は、核となる普遍的な価値観を持っています。これらの価値観は、彼らの人生に明確な意義をもたらします。

能力と優位性

「信念」の才能が強い人は、強い意欲と方向性を持っています。彼らは明確さ、確信、確固たる価値をもたらします。その揺るぎない根本原則は、周りの人の倫理規範を押し上げます。

「信念」が上位資質である人

あなたの価値観は、最も困難な時期でもあなたを前進させます。
(出典:CLIFTON STRENGTHSFINDER)

内容を見ているとなんかすごくいいように聞こえますが,平たくいうと頑固なんですね。納得しないと譲らないんですね。自分がこうだと思っていることを違うと言われると,最近でこそあからさまにムッとすることはなくなりましたが,若い頃はよく議論(口論?)になっていました。

大雑把で適当なようでいて,実は芯は固いんですね。ただ,若い頃と比べて,その芯はだいぶ凝縮されたというか,だいぶ小さくなっているような気がします。譲れるところは逆にスパッと譲る感じですね。

ただ,そのポイントが他人とややずれるというか,ちょっと変わっているところがあるので,周りからしたらちょっと扱いにくい人間だと思います。え,それはOKでなんでこれはダメなの,ということが少なからずあります。誰も気にしないようなことでやいやい言ってみたり。

ここはもう変えようがないな,と思っていたのですが,それが強みなら,それをしっかり活かしたいと思います。ここがなくなったら,きっと恐ろしく自堕落な人間になってしまうと思います。

さいごに

以上,自分の5つの強みを見てきましたが,改めてよく自分の本質を見抜いているなぁ,と感心しています。ほんまそのとおりやな,と素直に思いますね。

先ずは自分のトップ5の5つの強みを見てきましたが,こうなると逆に,自分の弱みなど自分に欠けている部分がすごく気になります。また,それを確認して,そこを改善とまではいかなくても,人並みくらいにはできないかな,という気がしますね。

今回は自分を改めて見つめ直すいい機会を得られて本当によかったな,と感じています。

この5つの強みを活かす方向で,今の仕事や,今後の仕事,人付き合いなどをよりよいものにしていきたいですね。

このストレングスファインダー,実際はもっと詳細な解説があります。なるほどな,と思う情報が満載です。機会があれば,ぜひご覧の皆さんも,ご自身を見つめ直すいい機会になると思って試してみていただけたら,と思います。

ストレングス・リーダーシップ―さあ、リーダーの才能に目覚めよう

ストレングス・リーダーシップ―さあ、リーダーの才能に目覚めよう

  • 作者:トム・ラス,バリー・コンチー
  • 出版社:日本経済新聞出版社
  • 発売日: 2013-03-23

 


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