ティソ ル・ロックル オートマティック レギュレーター

モデルの腕が毛むくじゃらで,見栄えがあまりよくなくて申し訳ないです。

早速着けてみましたが,やはり機械式だけあって,クオーツとは違い,小ぶりながらもズシッと来ますね。ただ,重さは134gなので,着けていて重たいな,という感じはありません。でも,腕時計をしているな,という感覚がはっきりしていて,小気味いいですね。

39.3mmのケースサイズは,決して大きくはありませんが,かといって小さいな,という感じもせず,意外とこのごつい腕にもしっくり来ていていい感じです。さりげない感じで,フォーマルでもカジュアルでも問題なく使えますね。


ダイヤルは,大きい通常のダイヤル部分が分針用,内側の上の小さいダイヤルが時針用,下の小さいダイヤルが秒針用です。

はっきり言うと,老眼が進んでいる47歳のおっさんの目にはやや読み取りが厳しいです。時針は,「12,3,6,9」しかアラビア数字を振ってないので,その間はパッと見だと何時?ってなります。もちろん,よく見たら分かるんですけどね,ちょっと腕時計を遠ざけつつ。

でも,時間を読み取るときのこのちょっと一呼吸置く感じが,普段慌ただしい生活を送っている中でいい感じの息抜きになって,自分ではいいなぁ,と思っています。なんかあくせくした感じがなくていいんですよね。

文字盤は,ローマ数字のインデックス以外は,さりげないヘアライン加工がされていて,かなり明るいにもかかわらず落ち着いた感じですてきです。ダイヤルの間の部分にきめ細やかなギョーシェ装飾が施されていて,さりげないアクセントになっています。最初見たときは,目の細かい畳みたいやな,と思いましたが。

針はどれも根元から段々太くなって,先がまた細くなる,という形で,よく見ると時針も秒針も同じ形です。老眼には時針,秒針のその繊細な造形はないに等しい感じですが,これはこれで緻密な作り上げをしてるな,と感動しますね。

ティソ ル・ロックル オートマティック レギュレーター

横から見ると,これくらいの厚みです。11.55mmあるそうです。自動巻なので,ローターが入っている分,ちょっと厚くなってしまうんでしょうね。でも,決してごついな,という感じてはなく,小ぶりなケースサイズと相まって,ころんとした感じでかわいらしい感じです。

ちなみに,オートマチックで,フルで40時間ほどのリザーブになるそうで,基本的に毎日腕に着けていれば問題なく巻き上がりますが,この竜頭を回しても巻き上げができます。これで巻き上げると,ゼンマイがこすれる音だかして,金属がススッススッと音を立てるのが繊細な感じがしていいです。

ティソ ル・ロックル オートマティック レギュレーター

裏側を見るとシースルーになっていて,中の機械が見えるようになっています。老眼の目には,裏蓋に小傷がいっぱいついているような感じがするのですが,実は文字や装飾が彫ってあるので,決して扱いが悪いわけではありません。

それと,シースルーの部分にちょっと段差があるので,手でなぞると金属部分にちょっと引っかかって,怪我をするほどではありませんが,あ,イテッ!となります。

時計の時間合わせと日付合わせは特に難しいことはないのですが,今回,初めて聞いて,そうなんや,と思ったことを1つ。

昨日のお兄さんの説明では,日付は大体20時から3時にかけて変わるそうで,その時間帯は無理に日付調整をしないほうがいいそうです。その上で,20時ちょっと前の状態のときは前日の日付で,3時を回った状態のときは当日の日付で合わせてください,とのことでした。うまく説明できていますでしょうか。ちゃんと聞いたつもりやったけど,ちょっと忘れてるな。基本,その時間帯に日付を合わせることはないな,と思って適当に聞いてしまいました。

ちなみに,買ったその日に,時刻合わせをして竜頭を戻しきっていなかったので,日付を動かしてしまい,すでに20時を回っていましたが,気になるとほっとけない性格なので,あかんと思いつつ,日付調整をクリクリとやってしまいました。とりあえず問題は生じていませんが,おすすめはしません。

そうそう,ブレスレットですが,これは結構つやのあるステンレス製で,最初見たときはちょっとギラギラがきついかな,という気がしました。ただ,腕に着けてみると,さほど気にならないですね。むしろ,文字盤が落ち着いた感じなので,いい具合にコントラストが効いていいんじゃないかな,と思います。

バックル

バックルは真ん中からパカッと分かれて開くので,着け外しがとても簡単で楽ちんです。

TISSOT ボックス

昨日の記事の最初に,ボックスに入った状態の写真をアップしましたが,ボックス自体はこんな感じです。赤と黒のコントラストがとてもきれいですね。情熱的ですてきです。

中味をしっかり守るため,ボックスは紙製ですが,かなり堅牢な作りになっていて,角で殴られたら怪我をすると思います。厚みがあってずっしりと重たいですね。

蓋を開けて左右にちょっとした引き出しがあって,保証書などの極小冊子を入れることができます。ブレスレットのコマを2つ外してもらいましたが,それも入れてあります。

TISSOT ボックス

最初気づいていなかったのですが,裏を見ると工具入れ風になっていて,一番下に小冊子が入っていました。ティソの歴史を書いたもののようで,いずれ時間を見つけて読んでみようと思います。

今回,急ぎで腕時計が要りようになり,とりあえう代替品を,というのが結局本格的に使うものになってしまいましたが,今までずっと欲しいな,と思っていたものが,自分の身の丈にあった値段で手に入って,本当によかった,と感じています。
 


♪♪シェアしてあとでチェック♪♪