さて,胆のうを取っ払ってしまったわけですが,初めて受けた全身麻酔の手術,眠ってしまえばあっという間でしたが,眠ってしまうまでがちと大変でした。

 麻酔科の先生に,先に麻酔のための麻酔をするからね,と言われて,この期に及んでなぞなぞの類か,と思ったのですが,聞くところによると,全身麻酔のために背骨にかなり太い注射を刺して麻酔薬を打つらしいのですが,これが相当に痛いらしい。で,その痛みを抑えるために,先ずそのための麻酔をする,ということでした。

 ま,その麻酔のための麻酔も決して痛くはないわけではないけれど,チクッとする程度でまぁ辛抱はできました。それを打たれた途端,部分としてはお腹の辺りがカーッと熱くなって,たぶんそれでその近辺の神経は麻痺したんだと思います。


 続けて,その全身麻酔に入ったのですが,これが痛みは感じないものの,明らかに背骨の間にゴリゴリと太い注射が刺さるのが分かって,ものすごい吐き気に襲われるんですね。体に支障が生じると気分が悪くなるのは何となく分かるけど,まぁ,これはきついなぁ,と思いました。ええおっさんが,看護師さんにしばらく背中をさすってもらっていましたが,その後仰向けになって,口にあのプラスチックのマスクをつけられて,息を吸って~と言われたあとはもう記憶がなかった次第です。

 オペとしては2時間から3時間はかかったと思うのですが,自分の感覚では,眠っていたというより,真っ暗な闇の中にものの数分立ち止まっていた,といった感覚ですね。寝たら疲れが取れたなぁ,という感じで爽快な感じになると思うのですが,そういうのは一切なく,気を失っててすぐに呼び起こされたといった感じで目が覚めました。

 手術に入る前に,嫁と約束していて,意識がもうろうとするらしいから,ちゃんとしてるかどうか確かめるために最初の一言は「魚の餌をやるのをよろしく」にしよう,と決めていたのですが,それはなんとか言うことができました。覚えてないけど,周りのドクターや看護士さんから軽く失笑が漏れていたとか。

 それはさておき,無事に手術を終え,ホッチキスのような縫合も無事抜糸?を終え,しばらくは笑うこともできないくらいに切られたところの痛みがきつかったというのも回復し,今に至っています。

 体的にはたぶん大丈夫だと思うのですが,胆のうを取ってしばらくは,やはり胆汁を貯めておく部分がなくなり,その内体が順応するからとは言われていたものの,当初はちょっとでも脂分を取ると,分解が追いつかず,激しい下痢を起こしていました。落ち着くまで1年はかかったかなぁ。とにかく脂が使われているものは危険で,しかも,いい脂と悪い脂で下痢の程度も変わってくる,というので,しばらくはいつトイレに行ってもいいように,と考えながら食事をするようにしていました。

 今も,その日の一食目を食べた後とか,ちょっと食べ過ぎたりしたとかの後はお腹を下してしまいますが,それでも以前に比べたらだいぶマシになったなぁ,という感じです。

 こんな具合に,脂肪分解に関してはハンデを負ってしまっている状態ですが,これもひとえに自分が若いころから続けてきた不摂生,特にどか食いして脂っこいものをたくさん食べたツケなわけで,誰に文句も言えません。

 結果的に節制に繋がっているとはいえ,お腹を開けないほうがいいに決まっているので,暴飲暴食や脂肪の摂りすぎが気になっている方は,いずれこうなる可能性がある,ということを心の片隅に置いておいていただければいいんじゃないかな,と思います。


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