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業務に関することなので内容に触れることはできないのですが,先週から2週に続いて計3日間,各日4時間を超える大きな交渉事に参加させていただきました。
今までこんなに時間がかかったことがなかったので,正直,なんとか着地することができたときは,いっぺんにガクッと疲れが出ました。
自分に最終決定権があるわけではないので,当然上層部に諮りながら,となるわけですが,言うなれば味方と敵との間に立たされて,というポジションだったので,その狭間で押したり引いたりの状況で,本当に大変でした。
こういうのは他のケースでもそうなのかな,とは思うのですが,大筋のところではある程度早い段階で決まるんじゃないかな,と思います。双方譲れない部分ははっきりしているはずなので,そこがダメなら決裂だな,というポイントがあると思います。
その辺り,忌憚のない見解を示しつつ,比較的早い段階でその部分については決着がついていたのですが,全体からすればほんの数パーセントのところで折り合いがつかず,出張を挟んでの翌週持ち越しとなっていたのでした。
結局のところ,理屈ではどうかなぁ,というのがあったとしても,メンツが前面に出て来ている部分であったりするので,お互い引くに引けない状態になるんですね。かといって,そこがあかんからといって全部をご破算にするわけにはいかない。お互い,何かいい知恵ないですかね,といった様子で,色々とあの手この手を尽くして調整をして,内心,それだったら最初の部分で折れてくれたほうがすっきりするやん,と思いつつ,もうしゃあないか,というところで妥結した,という次第です。
もしこれが,自分が最終責任者だったらまた違った判断だったのかなぁ,という気がしないでもないですが,なんと言いますか,お互い,自分の側に持ち帰ったときに手土産と言えるような部分がないと,つまりメンツが立ったと言える部分がないと物事って落ち着かないのかな,としみじみ思った次第です。