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卵醤をいただくのに使っていた有機醤油がそろそろ切れるなぁ,と思っていたところ,Facebookでたまたま以前の自宅近くにある鍵屋別館というところでお店を開いている「きしな屋」さんの醤油の記事を拝見しました。
古来から醤油の醸造に用いられてきた木桶を作る職人さんがいなくなるという状況の下,一度途切れた技術を再興するのがいかに大変か,それを絶やさずに未来の子孫へ木桶仕込みの伝統的な醤油造りを残したい,という想いで立ち上がった「木桶職人復活プロジェクト」というのがあり,その一環で作られた新たな木桶で作った醤油がこのほど2年の熟成期間を終えて完成した,ということでした。
何年も使われて円熟味を帯びた古い木桶と違い,新桶にはまたその独特の風味がある,とのことで,そういう機会は1回しかないもんな,と思って,今回その醤油を2本送っていただくことにしました。
限定品ということで,通しナンバーが振られているそうで,届いた醤油の番号は116番と119番でした。
木桶のイラストと,それを取り囲む原材料の塩(海の波の様子),大豆(升に盛られている),小麦(小麦の穂)だけのシンプルな図柄が,無駄なものを廃し,必要なものだけを用いているという心意気を表していますね。
力強い文字で「弓削多醤油 新桶仕込み初搾り醤油」と書かれています。
100年以上使える木桶で最初に作られた貴重な醤油です。
今から開封していただくのがとても楽しみです。
きしな屋さんの店長のレビューはこちらです。相当期待できますね。