今月いっぱいで退職する事務方さんがいます。うちの事務所に入って2年ほどになりますが,私の隣の席に座って,交通事故案件の下準備や訴状のドラフト作成など結構大変な業務を担当してくれて,本当に力になってくれたので,退職すると聞いてとても残念に思っています。

その方から,引き続き交通事故の事件に関わっていきたい,できれば,今までみたいな被害者側の請求のほうではなく,保険会社側の請求を受けるほうの事件をやってみたい,という相談を受けたので,知り合いの弁護士のそんな求人がないか尋ねてみたところ,ちょうど募集しているところだ,という返事をいただいたので,今日は履歴書と職務経歴書を出す準備の手伝いをちょっとしていました。

最初は推薦書を作ろうかな,と思っていたのですが,とりあえず面接を実施するかどうかの判断のために履歴書と職務経歴書を送って欲しい,とのことだったので,今日は比較的時間があったので,その書類の添削をしていました。


優秀な人ではありますが,まだまだ若くて自信がないというか,謙虚というか,もっと押していけばいいのに,と思うところがあるので,送ってもらった書類をみて,一応,現在の事務所で採用担当もやっているので,こういうところをアピールしたらいいとか,あれこれアドバイスしつつ,こんな感じにしてみてね,と手を入れてみました。

何だか自分が書いたものとは思えない内容になりました,と言ってましたが,嘘は書いてないし,まぁ,第三者の評価が加わっている分,より客観的に分析した内容でいいんじゃないかな,と思います。

それに,正直なところ,書類なんていくらでも盛ることができるので,面接をする側になって感じることですが,実際のところわずかな書面上の情報で本人の人となりを判断するなんてできるわけがないし,実際に会って話をしてみてもどこまで本人の人柄を見抜けるかとなるとなかなか難しいな,というのが実際のところです。

自分としては,優秀な人だし,明るいのでどこに行っても大丈夫だと思っていますが,そこは相性の問題だし,その事務所の雰囲気や考え方に合うとは限らないので,後はもう本当にマッチングだけの問題だと思います。ご縁だということですね。

ただ,法律事務所も色んなところがあって,弁護士や先に入っている事務方と合わないと本当にしんどいので,そういう意味では,今回,ロースクールの同期や修習の同期がいる事務所で,安心してお勧めできる事務所なので,ぜひいい環境でさらにいい仕事ができればな,と考えているところです。

4年前に前の事務所の大阪支店が閉鎖になったときは,一緒に頑張ってくれた3人の事務方さんの転職先探しに力になれなかった,という悔しい気持ちもあったので,今回は少しでも力になれたらな,と考えています。

いい結果を聞かせてもらえることを,今から楽しみにしています。
 

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