今日の仕事も無事終わり,最寄りのさわやかに戻ってきて時間がちょうど夜の9時でした。見た限り,10組も待ってないな,という感じでとりあえず名前を書いて待つことにしたのですが,よく見ると,1時間待ちになっている。
1時間待ち? どこにそんなに人がおるねん? さっぱりわけが分かりませんでしたが,隣にカラオケがあったりするし,もしかしたらみんなどこかで時間を潰しているのかも知れん。混んでるのに待ちが見当たらないという,不思議な光景を見たのでした。
日曜日のこの時間,明日は平日というのに,すごいなさわやか。静岡県民のさわやか愛に,今回のさわやかシリーズ,敗戦が濃厚やな,とよく分からないやられた感を抱きながら,とりあえず別のお店を探すことにしたのでした。
ちょうどさわやかに着く前に,さわやかよりも古くからあるらしき,何とも昭和テイストたっぷりの古風なレストランがあったので,とりあえずそっちに行ってみようか,ということで行ってみました。
レストランというより喫茶店という感じで,中はかなり広く,2回スペースは飲食代に150円かそこら,少額を足して会議もできる,という。壁一面に滝が流れていて,ん〜,なんだこの空間は,という感じでした。
ただ,昭和生まれには何とも落ち着く雰囲気で,他の客も2組ほどで,またウェイトレスのおばちゃんの何ともいえない間がよくて,ええお店に当たったやん,と喜んでいたのでした。
先に出てきた,サイドメニューの揚げなすとキムチ。
揚げなすとキムチ… なんだろう,この組み合わせ。何かこのコラボに意味があるのか?と思いつつ,とりあえず一口,揚げなすとキムチをいっしょに食べてみました。
さほど辛くない,さっぱりした水気の多いキムチで,なんていうか,特段,何かコラボの効果が感じられない。
ウェイトレスの味わいおばちゃんに,これっていっしょに食べるもんですか?と聞いたところ,「んっふっふっふ」と笑いながら,無言で首を横に振られました。
じゃあ,なんであえてキムチをアピールしてるんや? 分からん,さっぱり分からん。
でも,意外といっしょに食べると,甘辛い揚げなすのソースが緩和されて,さっぱりとおいしくいただけたので,結局最後までいっしょに食べていました。
地鶏のオリエンタルピラフ,50円で大盛りになるというので,大盛りといっても小盛増しくらいだろうと高を括っていたら,かなりの盛り具合で,ちょっときつかったです。
地鶏はちゃんとした地鶏で,歯ごたえがあってうまかった。ピラフは,カレー粉を使ってるんやけど,ドライカレーほどカレーがきつくなく,ほどよく香ばしさを増して食欲をそそるものでした。
よく見ると,これにもキムチが載ってる。そうか,福神漬けやらっきょと同じで,添えもんやってんな。納得。
北島店というので,チェーンなのかな,と思ったけれど,聞くと,今ではこのお店だけ残っているらしい。一時は,静岡県西部で14店舗ほど構えていたらしいけど,社長が倒れてからどんどん縮小していったとのこと。
これだけ幅を利かせているさわやかが乱立する浜松で生き残っているというのは何かあるんだろうな,とは思ったのですが,同行のスタッフが食べていたビーフなんちゃらパスタの匂いはある意味さわやか以上にうまそうだったし,何よりのんびり落ち着いて食事ができて,長居してもあまり怒られなさそうだし,ファンがきっといるんだろうな,と思った次第です。
さわやかの混雑が原因でやむなく来ることになったわけですが,結果的にすてきなお店に出会うことができて,今日はラッキーやったなぁ,と思いました。
まだ2回,夕食の機会がありますが,もう1回来てもいいかな,と思っています。