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弁護士になってこれまで,事務所の業務が多忙でなかなか予定が入れられなかった,ということもあり,弁護士会の会務で出向く市民法律相談には全く参加したことがなかったのでした。
今年に入って出張もなくなり,大阪に基本的にいることになったので,いい機会だと今年は法律相談の担当に入ることにしたのでした。
最近は弁護士も数が増えたこともあり,年度内の割り当ては2回だけですが,今日はその1回目の最寄りの区役所での市民法律相談に行ってきました。
区役所の窓口に少し早めに出向くと,今日は予約がかなり入っているのでひっきりなしになると思います,と言われました。
13時スタートで合計8件の相談を受けたので,多少来るのが遅れたケースがあったものの,ほぼずっと相談を受けていた感じでした。
基本的に30分の枠内で,ということで,これまでの事務所などでの相談の経験上,30分で終わるのかな,と思っていたのですが,意外と相談に来られる方はその辺を理解したうえで来られているので,大体20分ほどで聴き取りとそれに対する回答が終わるような感じで,25分経ったら区役所の方がそろそろ時間です,と言いに来てくれるのですが,その頃にはほぼ相談が終わっていた,という感じでした。
ちょっと聞いてみたいというレベルから,継続して相談に乗って欲しいというレベルまで様々でしたが,やはり基本は,どうしたらいいのか分からない,という不安な状態に対して,先ずはある程度の目処をつけるところまで対応して,安心してもらう,ということが肝心やな,と改めて感じた次第です。
ほとんどが本日の相談で終わりましたが,その先にさらに進展があった場合も,今日のアドバイスを踏まえて次のステップに進めると思われるので,そういう橋渡し的な役割も大事だな,と改めて思った次第です。
今後はもっと積極的にこういう相談を受ける機会を設けたいな,と考えているところです。