そんなに行ってなかったの?と思われるかも知れませんが,実は今日は長女の乳歯の抜歯の付き添いで歯医者さんに行ってきた次第です。

自分自身は,ほとんど虫歯になったことがなくて,高校生くらいのころに一度,左の上の親知らずの1つ前の奥歯にポチッと虫歯ができているのがたまたま分かって(歯医者さんにほとんど行ってなかったのがなぜたまたま分かったのかは記憶にありません。),ちょっと削って詰め物をしたのが1度,後は,上の両方の親知らずが虫歯になってボロッと欠けたので両方とも抜いたのですが,それくらいしか虫歯になったことがありません。

あまり褒められたことではないのですが,昔から虫歯になったことがなかったに等しい状況だったので,寝る前の歯磨きは今でもよく忘れます。というか,ほとんどしてないです。朝は食事前に歯磨きをしますね。口の中がネバネバで気持ち悪いので。人によっては,食事の後にしたほうがいいと言われる方もいますが,どちらが正解なのかは知らないです。


さて,話は戻って,長女の抜歯の話です。

今年,幼稚園から小学校に上がり,順調に乳歯から永久歯に生え替わってきているのですが,上の前歯と左の犬歯との間の歯がちょっと奥に生えていて(というか,先に生え替わった前歯が前に出てしまった?),グラグラしてきてから後ろには倒れるものの,前歯や犬歯が邪魔をして前には倒れないので,なかなか抜けないまま,結構時間が経っていて,次の歯のためにもそろそろ抜いたほうがいいかなぁ,というので今回抜歯で歯医者さんに伺った次第です。

何の考えもなしに近くの歯医者さんに行ったのですが,なんというか,昔と違って院内がとてもきれいだし,設備も最新のものが揃っているようで,気分が明るくなるのがいいですね。

自分自身,病院といえば暗いイメージしかなくて,病気でなくても病気になってしまうよなぁ,と思っていたほうなので,こういう雰囲気作りに気を遣っているところはいいな,と思いました。

診療内容のご案内1ページ

入ってすぐに,受付の方から予防診療に取り組んでいるという説明を受け,パンフレットをいただくとともに,iPadを手渡されて,20分ほどの解説のビデオを見せていただきました。

「口腔のの健康を維持するのは自らの責任であり,痛くなってから歯科を受診するのではなく,日頃から注意を払い,口腔ケアを定期的に受ける事を目標とする。」
WHO(世界保健機関)口腔保健に関する国際目標

以前から,8020運動(80歳まで自分の歯を20本残せるようにしましょう,という運動)など,できるだけ自分の歯は大事にしていきましょう,という話は聞いていましたが,正直なところ,歯医者知らずでろくに歯磨きもしていなかったので,あまり意識して歯を大事にしようと思ったことがなかったんですね。

診療内容のご案内2ページ

メディカル・トリートメント・モデル,予防診療といったところでしょうか。

ざっくり言うと,何か起こってから対処療法的に治療をしておしまい,ということではなく,そうなった原因を突き止めて再発を防ぐ,あるいはそもそもそうならないように予防していく,ということのようです。

診療内容のご案内3ページ

たしかに,今までの歯医者さんのイメージというと,虫歯になったから歯医者に行く,というイメージしかなかったと思います。何もないのに歯医者さんに行こうとは思わなかったし,これまで定期的に通うように言われたこともなかったし。

そんな感じだったので,長らく歯医者さんに行くこともなかったし,自分の口の中のことはほったらかしでした。

ただ,気にならないことが全くなかったわけではないんですね。

恥ずかしながら,小さい頃から爪を噛む癖があって,最近はだいぶマシになったけれど,長年,前歯で噛む癖があったので,10年くらい前から前歯がボロっと欠けだして,下の左の前歯は歯の先が3分の2ほど欠けています。

これはえらいことや,と思ってからは気をつけるようにしているので,それ以上ひどくなることはなく,また,歯の奥まで影響があるわけでもなく,しみたり痛んだりすることがないので,とりあえずこのままにしてあるのですが,いずれは診てもらったほうがいいのかなぁ,と,思っていたのでした。

長女の抜歯は何の問題もなくすんなりと処置が終わりました。

レントゲンを撮って口の中の歯の状態を先ず見せていただきながら,抜歯をしたほうがいいかどうかの説明が先ずありました。

人によっては,永久歯が生えてこない場合もあるらしく,単純に乳歯を抜けばいいということではないそうです。こうやって先ずレントゲンを撮り,次の永久歯が出てきているか確認をして,抜歯をするそうです。

今回,初めて口の中のレントゲン写真を見せてもらいましたが,乳歯の上にばっちり永久歯が写ってますね。口の中がこんな感じになっているのか,と思うと,ちょっと感激でした。

そういえば,サメの歯って抜けても抜けても生えてくるっていいますよね。ということは,レントゲンを撮ったら口の中にどっさり歯があるのか。そう思うと,なんかすごいな,と思います。

抜歯の後,担当の先生から改めて予防診療の内容について話があり,長女のこれまでの歯の状態を説明をしたところ,次回,唾液検査をして口の中の状態を調べ,虫歯になりやすいかどうか,虫歯ケアをどするか,追々考えていきましょう,とのことでした。

あごの発達がちょっと遅くて歯並びが悪くなっているのも,大人と違って,あごの成長を促すようにケアをすることで,通常の歯列矯正よりも短期間で簡易な方法で強制できる可能性が十分ある,とのことでした。

こうやって,個人個人の口の中の状態を踏まえて,どういう点について気をつけるべきか,指導をしてもらえるのはいいことですね。

唾液検査パンフ1

受信後,受付で次回の唾液検査の案内をしていただき,今まであまり歯医者に行くこともなく,虫歯もない状態だけれど,受けるメリットはありますか?と率直に聞いたところ,今後の予防という点では受けておいてもいいのではないか,との説明をいただきました。

家内は虫歯持ちだし,まもなく3歳の次女は歯磨きの習慣がまだしっかりできていなくて,気をつけないと長女のように乳歯に虫歯ができるおそれもあるので,次はちょうど全員予定がないので,家族揃って唾液検査を受けることにしました。

唾液検査パンフ2

唾液がどれくらい出るかって大事なんですね。

先ほどの動画で,食後,休息に口の中が参加して,歯が溶けるそうですが,唾液が多いとすぐに再石灰化(溶けた歯を元に戻すことらしい。)が始まるそうです。

また,口腔内最近も2種類あるそうで,虫歯になるきっかけを作る菌と,虫歯を進行させる菌とが別とのことです。

唾液検査前の注意事項

普段の食生活や歯磨きの習慣も口腔内の状態を把握するのに必要ということで,検査前にこういう形で普段の様子をチェックしておく必要があるそうです。

お世話になった歯医者さんでは,受検者によって割引があるそうなので,それもあって家族全員で受けることにした次第です。

次女はまだガムを噛んで唾を出すのが難しいので,虫歯のきっかけを作る菌のチェックだけは,べろを数カ所点々と触れることでチェックできるそうなので,そちらだけだと500円でできるそうで,それを受けようと思います。

こうやって普段から相談しやすい状況を作っておくのは,自分の仕事も全く同じで,弁護士の仕事も紛争が生じてからではなくて,普段から紛争予防の意識を持ってもらえたらな,と考えているところです。

ただ,やっぱりまだまだ,何か起きてから対処するというのが大勢で,先に備えて何かやっておこう,という意識を持っている方は少数派ですね。

結果的に,その方が何か起きてからよりも負担が少なくなるのは間違いないので,余裕のあるときに先々に備えるという発想を持つことの大切さを広めていけたらな,という気はしています。

最後はちょっと話がずれましたが,自分の口の中の状態を相談できるいい機会を得ることができて,今日は長女の抜歯にたまたまついていくことができて,本当によかったな,と思っています。
 


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