一番ポピュラーでよく利用されるのは鍼灸院の針治療や電気治療じゃないかな,と思います。実際,私もこれまでの数々のぎっくり腰の治療の中で,これが一番多かったです。

 人にもよると思いますが,鍼って刺されるとやっぱり痛いですよね。具合の悪いところにまともにヒットすると電撃が走るので,その内,あ,そこはビリビリっと来るポイントだ,というのを体が覚えてしまい,そろそろあのゾーン,と思った瞬間,いやぁな脂汗がにじみ出す,ということで,できれば避けたいな,というところです。

 そこで,無痛鍼をやっています,という鍼灸院があれば,そちらに通われることをお勧めします。


 私の場合,大阪の藤井寺に住んでいたころは,八尾の浅井整骨院というところに通っていました。

 浅井先生,基本的に揉んだりはせず,気脈という血液の流れを触診で確認しながら,指でつままないと持てないくらいの細い小さい鍼で治療されます。全く痛くないというわけではないけれど,普通の鍼に比べたら断然痛みはないという感じですね。

 後は,先ほどの気脈の関係で,ときどき鬱血した血を抜くとかで,たとえば親指の爪の縁をちょっとだけ切って悪い血を絞り出す,といったこともされます。その後出血するほどの傷ではなく,目で見てもあまり分からないくらいの小さな傷です。

 で,その血を抜くことによって症状がかなり楽になるんですよね。風邪のときなどもそれをしていただくことによってスッと体が楽になった,ということがありました。

 実は,人生で最もひどかった,ベッド上で全く身動きが取れなかったほどのぎっくり腰をやったときに浅井先生にお世話になったのですが,これは下手したらひと月はかかるかなぁ,と思っていたところ,1週間経たずに治ってしまった,ということがあったんですね。

 正確なしくみは分かりませんが,あの時はすごいなぁ,と心底感心したのをよく覚えています。


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