厳密にいうと,これまで預り金口座として使っていた弁護士の肩書き付きの口座の名義変更をして,弁護士の肩書きの前に「預り口(アズカリグチ)」と付けてもらったのでした。

 

最近は,成年後見などを中心に弁護士の預り金の横領が散見され,世間を騒がせる事件になることも少なからずあります。

 

そのような事態は同業として何とも遺憾ではあるのですが,顧問契約も以前のようには確保できなくなってきている中で,基本的に一見の事件が多い弁護士業務は経済的に不安定なので,そういう状況でまとまった金が手許にあると,つい手が出てしまいそうになるのは分からないでもありません。

 

依頼者の信頼の元に仕事をさせていただく身としては,そこはやっぱり絶対あってはならないことだと思うし,そこは各自のプロ意識の問題としてやっちゃいかんと思います。

 

しかし,それだけに任せていても結局横領発生を防ぐには足らずということで,最近になって明確に預り金口座と分かるよう口座名で明らかにするとともに,弁護士会に預り金口座を登録するという運用が始まりました。

 

私の場合は,弁護士になって以来,預り金とそれ以外のお金とは明確に区別して管理してきたのですが,弁護士に登録するという段階で口座を作りに行ったとき,まだ弁護士じゃないという理由で,身分証明ができず,預り金口座であることを肩書きに入れてもらえなかったんですね。

 

当時の弁護士会に聞いても,必ずしもそのような肩書きを入れるまでもないという回答があり,あくまでも各弁護士の自主的な管理に任せている,ということだったので,結局そのまま弁護士の肩書き付きの口座を2つ作り,別々に管理して現在に至っているのでした。

 

ここしばらくは事務所事件で忙しくて個人事件をすることがなかったのでよかったのですが,今年に入って事務所からもらう年俸もダウンし,個人事件でカバーしないといけなくなったので,だったらいい機会だし,「預り口」をつけてもらおう,ということで,先週末に問合せをして付けられることを確認のうえ,取引銀行の支店まで行ってきたのでした。

 

事前に確認しておいたので,手続自体の時間はかかったもののスムースに進んで,めでたく「預り口」を口座名義に加えることができたのでした。

 

ついでに,同じ支店で弁護士の報酬などを管理する口座を新規で作りたいと言ってみたところ,最初は自宅か勤務先の近くの支店じゃないとできないと言われたものの,同じ支店間だと振込手数料が無料になるということで,じゃあ既存の預り金口座を新しい支店に移せるか聞いてみたら,特例で今の支店で新しい口座を作ってもらえることになりました。

 

銀行の場合,支店ごとの営業成績などがあるし,自分のところの口座が減るくらいなら,というのがあったのかな,という気はしますが,いずれにせよ,こちらのやや無茶な要望に応じてもらえて本当にありがとうございました。

 

ちなみに,窓口で対応してくれた方が佐々木望をさらにかわいく可憐にした感じの方で,基本的にシャイなので女性の目をジッと見て話ができないほうなのですが,自然と目線を合わせても気にならない雰囲気で応対してくれる人だったので,いい人に対応してもらえてよかったなと思いました。

 

そうそう,併せて,銀行届出印も変更しておきました。

 

弁護士になって早々に,チタン製の職印や銀行員を作って,これなら半永久的に保つなぁ,と思っていたのですが,先日,たまたま法人印の作成の関係であれこれ調べたところ,水晶と同様金属製の印章は運気的によくない,というのがあって,やはり柘植が一番,とあったので,取り急ぎ薩摩本柘植の銀行印を作って,それに変更したのでした。

 

個人事件を受けていきたい,と思いつつ,まだ今年は個人事件を受ける機会がありませんが,さてどうなることやら。今から楽しみです。

 

 

追伸 その後,1週間もせずに今まで取り扱ったことがない刑事事件を私選で受けることになり,早速効果が出たのかな,と思っているところです。


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